自己紹介1:いきなり会社が◯◯してしまった話
初めまして!
よく発見してくれたね!
ありがとうございます!
私は、大場龍夫といいます。
現在、株式会社 森のエネルギー研究所という会社の代表取締役をしています。
どんな人に見えますか?
姿、形に捕らわれてはいけませんよ。
脳は、全体を捉えることができないようになっているんです。
だから、姿、形に見えてしまうものはほんの一部分にしかすぎません。
私は、秘密裏にこのブログを書いています。
え?公表しているから秘密ではないのではないかと?
このブログを読んでいただいているあなただけの秘密だと思い込んでいただき、お読みいただければ、なんか楽しいではないですか!
誰かの、何かの、秘密を知ってしまうことは、なんだかとてもワクワクするような感じがしませんか。
私は、秘密が大好きなんです。小さいころから目には見えないもの、宇宙の秘密を知りたくて、探究してきました。
ということで、私自身もワクワクしてスタートしたいと思います。
まずは、私自身が歩んできた道程をみなさんに公開
さて、この株式会社 森のエネルギー研究所という会社は17年前にスタートした会社なんです。
会社をスタートさせる前は、4人の発起人が集まって準備をしました。21世紀が始まる2001年に10月8日の木の日と呼ばれる日を誕生日にして創業しました。
新しい事業を立ち上げるのは、旅行の計画を立てるかのごとく創造的で、しかも4人で一緒に未来を創り上げることが楽しくてしかたありませんでした。
そして社会正義の実現と利益を両立させるという理想に燃えておりました。
話し合いにより、さまざまなルールを明確にしていきました。
そして、「万が一分かれる時が来たらこうしようね。」ということも含めて、あらゆる事態も想定して話し合いをしていきました。
もし何が起こっても、このように何でも話し合える仲間ならば大丈夫だと心強かったですね。
そのパワーが合ったからこそ、発起人4人の知り合いだけで27名1500万円という資本を集めることができたのだと思います。
やろうと決めてから2年間という時間をかけました。
何度も何度も話し合って、土台づくりをしっかりさせて、万全の準備をしました。
理念を明確にして、ビジョンを話し合い、計画に落とし込み、希望に燃え、満を持してのスタートだったのです。
しかし、しかしです。蜜月はすぐに終わってしまいました。
業務を一緒にし始めると違いばかりが目立ってきました。
お互いの仕事の仕方が気に入らない、ものの言い方が気に入らない、
お互いの姿勢が気に入らない、価値観がなぜ違うの?、
選択基準がなぜ違うの?、判断基準がなぜ違うの?
……などなど、違いばかりがはっきりして、
「同じだと思っていたのに違うの?」って
無意識に思っていたのです。
相手に対して「そうじゃない!違う!」「そうじゃない!違う!」ってそればかり思って、言い続けました。
そう批判合戦が始まりました。
株主や監査役を巻き込んで、
「相手はこんな悪いんだ」、
「能力がないんだ」、
「非常識なんだ」、
「価値がないんだ」
と周りを巻き込んでの批判合戦ですね。
お互いに否定ばかりするようになっていったんです。
しかも激しい否定ですね。
感覚的には、戦争です。
社内紛争です。
内紛というものですね。
大好きだった相手と激しい憎しみ合いです。
同時に、「なんでこんな人と一緒にやっちゃったんだろう?」とか、「自分の何が悪かったんだろう?」とか
自己否定をしていました。
何もかもを否定したくなる気持ちです。
この会社をスタートした時、妻は4人目の子を身籠っていました。
客観的には「そんな状況で、よくやるよね?」と思われるでしょうが、とにかく自分の全て、家族の生活も全てを夢に掛けて、事業をスタートしたわけです。
十分な準備期間を経た後に、全てを掛けてスタートした事業が、うまくいかない。
家に帰れば、妻と生まれたばかりの赤ん坊5人が川の字になって寝ているのを見ました。
それを見てゾッとしました。私はこの家族を守り切れるのか?
何としてもこの家族を守っていかなければならない。
しかし、全力を掛けてスタートした事業はうまくいかない。
私は楽天家だと思っていたのですが、この時はかなり精神が病んでしまいました。
そんなある時、会社にいくとメンバーの一人からついに衝撃的なことを言われてしまいました。
「あなたが会社に来ると仕事ができないから、会社に来ないで!」と。
他のメンバーも黙っていたので「誰も味方がいないんだ」と思い、
ついに同じ仲間として一緒に何かをやる気がすっかりなくなってしまいました。
私はそれ以来、会社に行くのが嫌になってしまいました。
社長が登社できなくなってしまう事態になってしまいました。
会社の近くまでいっても会社に入れず、
近くの喫茶店に入って、そこで仕事をし、
メンバーが家に帰ったのを見計らってから、こそこそと会社に行ったりしていました。
「なんと情けないことだ」と思ったのですが、お客様から受注している仕事だけは何とかやり切ろうと決意していたので、こうする他はありませんでした。
(命よりも大切に思えてしまう責任感は、日本人独特のものなんだということを理解できるようになったのはつい最近のことです。)
その時は自殺する人の気持ちが理解できるように思えていました。
自分を傷つけることばが、何度も何度も自分にこだまして、リフレインのように繰り返しました。
こうやって自分を傷つけ続けていくのかと。
自分を傷つけることばが、止まらないのです。
この状態ならば自殺するのも無理はないと思いました。
「あー、こうやって自殺していくのか」と。
私は、この時は妻に救われましたね。
「そういうこともあるよね♡」ぐらいな感じな妻の大らかさにホットいたしました。
四面楚歌の地獄の中の唯一のオアシスでした。妻のモモちゃん(ニックネーム)には感謝しております。
その後、会社スタート時の騒動は、監査役、株主と順調に拡大して、半年後の第一回の株主総会は大荒れの状況でした。
出席株主は株主総会後に、社長抜きで他のメンバーから事情聴取して討議していました。
紛争は収束することが不可能ということになり、結局他のメンバーは会社を離れることになりました。
会社を離れるメンバーや株主を離れたい方の株式は、異例なことですが、私が全て買い取ることことにしました。
こうして株式会社 森のエネルギー研究所はスタートして半年も経たずに、吹き飛んでしまったのでした。
後に残ったのは、人間の不条理であり、人間に対する不信感でした。
でも振り返ってみると、この会社をスタートさせた理由は、社会の不条理であり、社会に対する不信感からだったのです。
後に続く。To be continue.