日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

組織・集団が活性化できない原因とは?

今の時代は、どのような時代でしょうか?

 

環境の変化スピードが速く、

 

大量生産によってモノが溢れています。

 

これまでのモノを造れば売れる時代ではなくなりました。

 

また、ありきたりのサービスでは満足できない時代にもなっています。

 

つまり、真の価値を生み出していくためには、

 

新しい何かを生み出していくことが必要です。

 

つまりクリエイティビティ―、創造性、イノベーションが求められている時代ですね。

 

従来に無い、これまでに無かったものを生み出していくことが必要になります。

 

ところが、これが生み出しにくい状態になっていると思います。

 

どういうことでしょうか?

 

一つ目は、

 

私たちの生産方式が、これまでの暗記したものをベースにするとか、

 

先進モデルとか誰かの真似をすることに慣れきってしまっています。

 

二つ目は、

 

自分たちで何かを生み出そう、生み出せるんだという発想も意欲も無くなっている。

 

そして三つ目は、

 

お互いのイメージ、意見、発想、アイデアを融合させることが難しいということです。

 

メンバーのそれぞれの個性から生まれてくる違いを、お互いが理解して、

 

それを融合することが難しいということですね。

 

つまり、自由自在に意思疎通を行うこと自体が難しい問題があります。

 

なぜ、難しいのか?

 

それは、脳の癖があるからですね。

 

脳は部分だけを認識し、違いだけを認識し、過去と繋げて認識する癖があり、

 

おまけに、無意識に自分が正しいと思い込んでいます。

 

これが、お互いの理解を妨げることになります。

 

いままでは、その意思疎通の難しさを、

 

我慢してやりくりしてきているのですが、

 

それでは、ストレスが溜まる一方ですし、生産効率が悪すぎるのですね。

 

これからは、ストレスフリーで、高い生産能力を発揮する組織、集団が

 

必要になります。

 

この3つに共通していているのは、「自分が何者なのか?」という

 

自己アイデンティティーの捉え方の問題があると思います。

 

太平洋戦争後に、植民地のようになってしまった日本では、

 

アメリカの個人主義と自己否定が極度に進行して

 

アイデンティテイーが、無意識に個人に限定され、

 

さらに無意識に欲求をも小さくしてしまっています。

 

「自分とは何者なのか?」、「人間とは何なのか?」

 

の問いによって、本当の自分とは何か?、人間が何なのか?

 

を問う教育が必要ですね。

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。