日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

組織・集団を持続可能にするためには?

私たちは、組織・集団をつくります。

 

そして一人ではできないことを組織・集団で行います。

.

しかし、組織・集団が力を発揮できない理由、

 

組織・集団がうまくいかない理由があるんですね。

 

私は、仲間と共に18年前に会社を設立しましたが、

 

実質、半年で解体しました。

 

一度死んで生まれ変わった会社です。

 

なぜ、死んでしまったのでしょうか?

 

会社を生み出すときは、ものすごい熱で盛り上がりました。

 

4人が熱くなって、新しい事業、新しい会社を生み出したのです。

 

けれども、その激しい熱さが、

 

お互いの、内向きの激しい戦いに使われていきました。

 

意識してがんばって、協力しようとするのですが、

 

無意識に戦ってしまうのです。

 

意識的ながんばりにもほどがあり、

 

無意識の方が力強くはたらくので、

 

自然に戦ってしまっていたのでした。

 

これは、人間の脳の特徴によるものです。

 

脳の特徴は、

 

①部分だけを認識する

 

②違いだけを認識する

 

③過去と繋げて認識する

 

④有限化して認識する

 

があり、

 

人間関係が濃密になればなるほど、

 

部分だけをとらえて、違いばかりをとらえてしまい、

 

「違う!違う!違う!違う!違う!……」と

 

違いばかりになってしまいます。

 

自分の判断基準、

 

自分の観点、

 

自分の価値観と違うのですね。

 

それらの判断基準は、

 

すべて自分の過去にできたものです。

 

それと比較してます。

 

当然と言えば当然なのですが。

 

そして、さらに「自分が正しい!」と

 

無意識に思い込んでいるわけです。

 

これが無意識にやってしまいます。

 

会社を創る前は、同じビジョンに向かい、

 

同じルールで燃え上がっていたのに、

 

スタートしてみると、

 

部分だけをみて、

 

違いだけをみて

 

過去とつなげてみて

 

自分が正しいと思い込んで、

 

無意識に戦ってしまっていました。

 

お互いが理想に燃えていた分、

 

戦いのエネルギーも激しいものでした。

 

それによって、会社は壊れてしまいました。

 

つまり会社が壊れた理由は、

 

人間の脳の特徴によるものなのです。

 

だから、人間の脳を放置してしまっては、

 

戦いになってしまうということです。

 

科学技術が進化しているのに、

 

人間、人間関係が進化していない。

 

つまり人間の脳の癖を本質的に越えられていない。

 

人間の脳を乗り越えるための技術が必要です。

 

これば、人間がより本質になっていくこと、

 

人間の可能性を爆発させていくことと同じことですね。

 

このことは、どんな組織・集団でも

 

同じ問題を抱えているはずです。

 

密にやればやるほど、戦ってしまう矛盾。

 

この問題を正確に定義できて、

 

問題解決解決する鍵が発見されて、

 

これを活用した技術も開発されています。

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございます。