日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

6次産業化成功のポイントは何か?

私は今、”6次産業化”のお手伝いをしている。

 

6次産業化とは、農林水産業第一次産業だけでなく、

 

加工や流通販売も併せて行うことで、

 

農林水産業の担い手がより大きな付加価値を得ることで、

 

農林水産業を活性化させることを目的に提唱されたものだ。

 

6次産業 - Wikipedia) 

 

第一次産業は、自然の資源を狩猟採集するか、

 

自然の条件に左右される生物資源を生産するから、

 

価値を上げ続けることに制約がある。

 

加工や流通・販売であれば、

 

スピーディーにさまざまな工夫・開発を行いやすいことから

 

価値を上げやすいといえる。

 

だから、素材だけを取り扱うのではなくて、

 

ニーズに合わせて商品を開発することで、

 

高い価値を生み出せる可能性が高まる。

 

だから、第一次産業を活性化させる方法として有効な方法だ。

 

けれども、この産業化活性化に当たっては障害になっていたことがある。

 

それは、さまざまな産業のつながりを結集するためには、

 

個別の事業にとって必要な専門知識ノウハウを統合する必要があるが、

 

結局は、一人で全てやってもたいしたことができず、

 

そもそもすべての知識ノウハウを一人で把握することもできないため、

 

さまざまな人が結集して、それを統合化させることが必要となる。

 

そうなれば、かならず組織化の問題、人間関係の問題が発生する。

 

結局、どこまでいっても人間の関係性の問題であり、

 

障害のない意思疎通が重要なテーマとなる。

 

障害のない意思疎通ができれば、

 

個性あふれる、別々の知識ノウハウを持った多様な方々が

 

繋がり合って、創造性、イノベーションが起こりやすくなり、

 

意思決定のスピードも桁違いに上がることになる。

 

これは組織集団の革命とも呼べるものを起こしうると思う。

 

このモデルは、やはり日本からしか生まれえないだろう。

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございます。