日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

繰り返し起こる現象を変化させるためには?

この世界は人間の脳が生み出した世界だ。

 

この世界をどのように認識しているかが、

 

そのまま現象として現れる。

 

たとえば、わたしはばかな人間だと思えば、

 

ばかな人間だと思える現象に出くわすし、

 

自信がないと思っていれば、

 

自信がない現象に出くわす。

 

これが、無意識に思い込んでいるので、

 

自然のその現象が起きてくる。

 

放置すれば、その状態のままなので、

 

意識して、その状態を脱するために頑張るけれど、

 

無意識が、その状態のままなので、

 

また同じ現象を生み出すことになる。

 

この無意識の思い込みの元型は、幼少期につくられる。

 

私の場合は、象徴的な出来事が4歳ごろにあった。

 

母が、弟たちとともに、

 

幼稚園に初めて連れて行ってくれたときのことである。

 

幼稚園に預けられて、弟たちを乳母車に乗せて帰っていく姿を見て、

 

離れたくないと強く感じ、幼稚園から飛びだそうとする私を

 

先生につかまえられながら、激しく泣き叫んでいた私を

 

はっきり覚えている。

 

「私のこと、わかってもらえない。

 

どうせ、私から離れていくんだ。

 

一人でやるしかないんんだ!」という

 

思い込みの決断をした。

 

判断基準が未熟な状態で、このような決断がなされることで

 

無意識のパターンの元型が作られる。

 

このパターンの元型が、その後の人生の現象のパターンを生み出す。

 

繰り返し起こる人生の現象には、仕組みがある。

 

パターン化された現象は、無意識の元型により、

 

自動的機械的条件反射による認識の結果生み出される。

 

私に繰り返し現れる現象は、

 

出会っても、出会っても、初めはいいけれど、

 

そのうち、

 

「どうせこの人わかってもらえないんだ」

 

「やっぱり、人は信じられないんだ。」

 

「人は裏切るんだ。」

 

「自分のこと分かってくれる人はいないんだ。」

 

「人は理解できないことをするんだ。」

 

「どうせ、一緒にはできないんだ。」

 

そんな感情やイメージが来ていたのですね。

 

そんな感じで、相手を認識しているので、

 

たとえば、何か意見を言われれば、

 

「どうせ、私のこと分かってくれないだ。」

 

を無意識的に感じて、

 

私の表情にも、ことばにも、行動にも

 

自然に現れて、相手にも周りの人にも

 

当然ながら伝わります。

 

その結果、いつも

 

「人と分かり合えない」、

 

「どうせ分かり合えないんだ」、

 

「人は裏切るんだ」

 

「人は信用できないんだ」

 

を蓄積していき、

 

「あー、やっぱりそうなんだ」と

 

どんどん確信を深めていくことになりました。

 

その行きつく先は、

 

人生に対する諦め、絶望ですね。

 

それも無意識にやってしまうのです。

 

意識としては、「みんなで理解しあおう」、「その時だけのことじゃないか」、

 

「たまたまそういう人がいただけじゃないか」とか、

 

「あきらめないことが肝心だ。再度人間関係を構築しよう!」と

 

がんばるのですが、

 

でも無意識の方が強いのです。

 

何しろ自然がその状態なんですから。

 

無意識よりも、もっと深いところまで掘らないと

 

無意識をなんとかすることができないですね。

 

その無意識よりも深いところを掘っていく技術が

 

認識技術nTechなんです。

 

よくこんなものができたなと思います。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございます。