日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

少子高齢化社会を反転させるためには?

日本は、少子高齢化社会を迎えようとしており、

 

特にそれが顕著に現れるのが、

 

都市部以外の中山間地を抱える地方だ。

 

若い人が減り、高齢者が増え、ついに人口が減っていく。

 

社会を活性化する力の源である人間が減ってしまうのだ。

 

なぜ、その問題が起こるのか?

 

子供を産んで、それを育てようとする意欲そのものが薄れている。

 

未来に対する不安、社会に対する不安、会社に対する不安

 

仲間に対する不安、パートナーに対する不安、家族に対する不安、

 

そして自分に対する不安。

 

希望よりも不安が大きい。何かすることに対しても不安が大きい。

 

何をしてもたかが知れている。

 

何をやっても無駄になる。

 

何をやっても失敗する。

 

何をやっても大したことができない。

 

何をやってもだめだ……etc.

 

無意識に、

 

自分と自分の環境に対する諦めと

 

未来に対する絶望を感じているのではないか。

 

不安と諦めと絶望。

 

無意識に感じていることなので、

 

直接聞いてみても、自分では意識していない人も多いだろう。

 

でも、表情やことばや行動、人間関係に現れる結果は、

 

現代の閉塞感である。

 

自己否定するのか、他者否定するのか、会社を否定するのか、

 

社会を否定するのか、世界を否定するのかはともかくも、

 

無意識に否定しているのではないか?

 

こんなにも否定が渦巻いる国はない。

 

日本固有の特徴であると思う。

 

日本の無意識は、一言でいえば”否定”です。

 

否定して否定して、否定し続けているけれども、

 

出口が見えず、それが閉塞感となっていました。

 

この閉塞感をどこに向かって開放すればよいかが重要です。

 

閉塞することによって貯留し続けたエネルギーを

 

どこに放出すればよいのか?

 

その方向性が重要であると思います。

 

その方向性は、どちらなのか?

 

それは、人類がまだ成しえなかった進化です。

 

成しえなかった進化とは何なのか?

 

そのためには、人類の今までと、今からの境界線を

 

明確に引く必要があるのですね。

 

それを”観点”の天動説と地動説という表現で

 

明確にしてしまった方がいるのです。

 

観点とは、一言でいえば、脳がつくっている何かですね。

 

つまりこの世界とは、

 

脳がつくったマトリックスの映画のようなものなんだということですね。

 

人間が何をしに、どこから来て、どこに向かおうとしているのか?

 

この世界がマトリックスの世界であるならば、

 

人間がこのマトリックスの世界をコントロールすることが可能となります。

 

作動の仕組みが裏にあるからですね。

 

その作動の仕組みを知って、

 

このマトリックスの世界を自由に設計して運転ができる。

 

故に、人類が手にしたものは、人間の無限の可能です。

 

それが人間の尊厳なんだってことです。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。