問題の根本原因とは何か?
自然を大切にするという意味で、
「人間と自然の共生」というような言い方がありますね。
共生……最近はよく使われる言葉です。
「お互いに戦ったり、どちらかをやっつけたりしないで、一緒に生きましょう」
というような意味で使ったりしますね。
でもこれは、西洋的な考え方ですね。
なぜならば、そこには
”自然”が”自分たち人間”とは異なるもの、
違うものという大前提があるということです。
相手と自分を分けているからこそ、
「共生しましょう」という言い方になっているのではないでしょうか。
相手である自然と自分たち人間を分ける概念
になっていますね。
そう、西洋では、自然とは戦う相手、征服する相手だったのですね。
人間が戦い、征服する対象としての自然
があったわけです。
だから、「戦うのではなくて、共生するんだよ」
というように変化しましょうというわけです。
でも、その変化は、
分離したままの変化なんですね。
どこまで行っても分離したままなのです。
西洋の限界は、ここにありますね。
本来は、分離されているものではないのです。
だから、本質的には、
共生という概念自体が無くなってしまいます。
分離が無くなれば、
”自然=人間自身=自分自身”
ということになります。
分離をやめて解いてしまえば一つの素材です。
一つの素材から、自然を見れば、
自然破壊の問題も、自分ごととなり、
問題自体の捉え方が変わってしまいます。
環境汚染も自ずから無くなっていくことでしょう。
問題の根本原因は、
問題の捉え方の問題、認識の問題だったのです。
問題を生み出している根本原因に
アプローチすることが必要です。
そのアプローチが、今の教育には欠けています。
環境問題、自然破壊の根本解決のためにも、
教育改革が必要ですね。
問題の根本原因へのアプローチについて
ご興味ある方は、どうぞご連絡いただければと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。