日本が”課題先進国”になった真の理由とは何か? BY 大場 龍夫

自然災害と歴史に鍛えられ、多様な社会問題が顕在化する”問題先進国日本”。人類の危機の最先端に立って粘る日本。人類のために日本を目覚めさせたい!

自己紹介5:家庭内が戦争になる

会社での人間関係では、

 

初めはすごい仲良さそうにやっていても、

 

そのうちに勝手に相手のことを決めつけて

 

勝手にレッテルをつけて

 

相手は〇〇の人間だと思い込んだ結果

 

相手がその通りに振る舞っていて

 

それをみて、さらに思い込みが強化されるという

 

循環を繰り返していました

 

仲良くしようとしていても、

 

相手が意見を言ったら、

 

自分が否定されたように感じて、

 

捨てられたような寂しい気持ちになり、

 

そして、怒りが込み上げてくるのでした。

 

客観的にみたときに、

 

相手はただアドバイスしているだけなのに、

 

勝手に自分の感情や考えが出てきてしまうのです。

 

毎回毎回だから、どうにかならないものかと思いましたが、

 

自分ではどうしようもないものだ諦めておりました

 

これが、実は家庭内でも起こっていたのです。

 

妻とは大恋愛の末に結婚して、

 

これで死ぬまで幸せだと思っていたのですが、

 

それが結婚してみたら逆だったのです。

 

結婚する前は魅力だと思っていたことが、

 

実は相手の癖であり、これが気になりだしたら、

 

気になって気になってしかたなくなっていきました。

 

相手が自分の思うように行動して欲しいと思ったのですが、

 

まったく思い通りにならない

 

それどころか、思ったことの逆をやる。

 

妻もそれは同じように感じていたようです。

 

だから結婚した後は、自分の思い通りの

 

自分の理想の相手になって欲しくて、

 

相手に要望や要求ばかりをしてました。

 

お互いに要求合戦になりました。

 

相手を理想の相手に変えよう変えようとして、

 

もがいていました。

 

”理想の結婚生活は、こんなはずではない!”と。

 

自分の言っていることを聞いてくれない、理解してもらえない、 

 

相手は要求ばかりしてきて、私の批判ばかりしている。

 

そんなふうに思って、いつもイライラして、

 

まともに話ができない状態になってしまいました。

 

”あー、どうせわかってもらえないんだ。”

 

”理解してもらえないんだ。”

 

”適当に間を置いて、適当に付き合うしかないんだ。”

 

”夫婦は分かり合えないものなんだ。”

 

そんな諦めでいっぱいになってしまいました。

 

もう夫婦関係は、諦めることにしたのです。

 

後からわかったのですが、妻も夫婦関係を諦めていたとのことでした。

 

この関係性を諦めるまでの期間が結婚後、十数年あったと思いますが、

 

お互いに相手を自分の思い通りにしようとして

 

戦っていたように思います。

 

この戦いを目の前で見ていたのが、息子たちです。

 

子供たちは、この夫婦の戦いを収束させようと

 

必死になっていました。

 

私が怒りだすと

 

仲裁に入ってくれたのが、子供たちでした。

 

判断基準がしっかりした大人たちとは違って、

 

子供たちの視点からみれば、

 

いわば自分の世界=家庭が、

 

戦争状態であるように感じていたと思います。

 

家庭内に緊張が走って、それを敏感に受け留めているのです。

 

これが子供たちの細胞分裂に大きな影響を与えたのでした。

 

4人の子供たち全員に

 

精神的な脳の癖、脳のパターンが生まれていました。

 

子供たちが成人しても

 

そのパターンがさらに強化されて、

 

繰り返されていきます。

 

次男は、その影響が最も早く強く現れました。

 

中学校2年生の時に、突然学校に行けなくなってしまったのですが、

 

”怠慢なだけじゃないか?”、

 

”いま、学校にいかなくなったらやばい!”

 

勝手に私が決めつけて、

 

無理やりに学校に行かせようとしたところ、

 

逆に部屋で寝込むようになってしまいました。

 

自閉症スペクトラムと診断されました。

 

その後長い年月、息子は部屋で寝込むばかりの状態

 

になってしまいました。

 

もうどうしたらよいか、

 

わからなくなってしまいました。

 

妻も、将来が不安でしかたなかったことと思います。

 

私も、息子のことを考えると、気が重くなるばかりでした。

 

(続く)